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アウトプットの練習用に。ゆるーく書きます

絵描きでなくても役立つデザインのいろは:みんなのイラスト教室(飛鳥新社)を読んだ話

"デザイン"とは何をしたらいいのか?
そんな疑問の答えを探して読んだのが中村佑介さん著の『みんなのイラスト教室』です!
 
イラストの基本が詰まってると話題にもなってたらしいこの本ですが、読んでみるとこれが素晴らしい。
 
・イラストが満載で具体例で教えてくれる
・テーマごとに綺麗に章が分かれてて読む時に区切りよい
・全部合わせても130ページで明朗簡潔
・税込み870円で安い
 
箇条書きにしても、明らかな良さの塊なんですよね。
自分はイラストは描いていないので、デザインの参考として買ったのですが、デザインの入門的な内容としても非常にわかりやすいです。
内容から3つ挙げてみます。
 
①※見易い絵のコツとして p.17より
良い構図は必ず「大・中・小」の大きさを使い分けております。
 
②※CDジャケットイラストの色遣いについて p.23より
元の絵のままだと、例えばCDショップでジャケットを見かけても、何色の絵だったか、友達に一言で説明できなさそうでした。だけど、少しだけ直したイラストだと「ピンクっぽかった」と言ってもらえそうです。実はここがイラストレーターやデザイナーにとって大切なこと。商品を買った人だけでなく、それを第三者に伝えるときのことまで考えると、一言(一色)の方が憶えやすいですからね。
 
③※イラスト内のパーツを目立たせる順番について
文字の大きい順に、タイトル『anan』→今号のテーマ→値段→その他の順に小さくなっています。そして、雑誌を買う時を思い出してみてください。コンビニで雑誌を見つけ→内容を判断→お財布と相談。つまり、消費者の行動にとって必要な情報ほど、先に伝わるよう工夫してあるわけです。
 
これらがそれぞれイラスト付きで、しかも親しみやすい文体で書かれているので本当に頭に入りやすいのです…!
楽しんでイラストのコツとデザインのポイントを学べる本書。おススメです…!